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医療保険制度

 医療事務の仕事のためには、医療保障制度の知識が必要です。この医療保険制度について、詳しく知っておきましょう。医療保険制度とは、医療に関する出費に備えて、職場の仲間同士が、収入に応じて保険料を出し合うことを目的につくられたものです。
 日本国民は、国民皆保険制度により、組合管掌健康保険、または政府管掌健康保険、共済組合、船員保険、国民健康保険のうちのいずれかに、加入することが必要です。加入している保険が保険元となりますので、保険の違いにより、医療事務の重要な仕事の一つであるレセプトの請求先が変わってきます。そのため、医療事務の仕事をするためには、医療保険制度の知識と理解が必要になってくるのです。

レセプトの開示

 レセプトはこれまで、行政指導で患者さん本人が見ることができなかったのですが、これを請求すれば見られるようになりました。レセプトには、傷病名、投薬や注射の種類・回数など診療内容が書き込まれており、自分が受けた医療の内容を、医療保険の請求書から読み取れることができるというわけです。
 レセプトの開示を求めるには、レセプトにある患者本人であることが必要です。そうしないと他人が勝手にレセプトをのぞいて、プライバシーの侵害になるからです。患者が亡くなってしまった場合は、遺族でも開示を求めることができます。
 こうしたレセプト開示はこれまでも限定的ですが、医療費通知という形で行われてきました。しかし、通知される内容は、医療費の金額、受診日数など限られたものでしかなかったのです。今後、健保組合などの保険者が開示の方法を簡略化するようになれば、開示件数は大きく増えるかもしれません。

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